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会社概要

会社概要

会社名 ハートコンシェルジュ株式会社
設立日 2006年6月1日
資本金 3,000万円
代表取締役 須田 重樹
所在地 〒150‐0021 東京都渋谷区恵比寿西2-17-5 サンビレッジ代官山3階
業務内容 ・カウンセリング業務の提供・仲介
・ソフトウェアの制作・販売
・教育教材の制作・販売
・研修の請負
・オンラインコンテンツの制作・販売
経営理念 心に悩みを抱える誰もが最新のカウンセリング手法を気軽に利用できる環境を整備し、悩みの解消のみならず、成長をも支援することにより、活力ある社会を実現することに貢献する。

子どもたちが困難を乗り越えるためのこころの強さを持ち続けられるよう、こころの免疫力を世の中に広く提供し、将来も活力ある社会を維持できる人材を数多く育成することで社会貢献を果たす。

顧問

山登 敬之(やまと ひろゆき)

1957年東京都生まれ。

筑波大学大学院博士課程医学研究科修了。

精神科医、医学博士。専門は児童青年期の精神保健。

国立小児病院精神科などを経て、2004年に東京えびすさまクリニックを開設。

2020年9月に同院を閉院後、明治大学文学部心理社会学科特任教授に着任。

2021年より明治大学子どものこころクリニック院長。

メッセージ

世界中を、輝き出でる星より美しく、心きらめく子供たちでいっぱいにしょう。

古来より日本人は農耕を軸とする社会を営み、個々人は他者との調和をはかってきました。近代に至っては、欧米文化を採り入れつつも日本文化の中にうまく採り込んで行きました。こういった日本独特の「集団的調和を基盤とした規律の維持」という特色が社会の安定をもたらし、今日の繁栄の土台を築いてきたといっても過言ではありません。

その日本人気質は、昭和30年代からの高度成長を生みます。敗戦国から一気に経済大国への仲間入りを果たすのです。人々の生活は大きく変化し、利便性と豊かさを獲得していくのですが、その一方で、気づかないうちに日本人気質が徐々に失われていくことになります。都市化による職住分離、交通手段の発達による定住者の流動化が進み、伝統的な地域共同体が衰退、隣近所で醤油の貸し借りをするような温かい人間関係は喪失し、血縁共同体は核家族となって社会から孤立していきました。学校教育においては、核家族化の弊害で、個人主義が進んだことにより教育者の威厳が損なわれ、権利を主張するだけの若者が増殖し始めていました。それでも爾来農耕民であった日本人は何らかの共同体に依拠する傾向があり、日本人気質の残る会社組織や学校組織に属して経済的・精神的な安定を保っていました。「日本株式会社」と揶揄されたように、会社組織そのものが生活共同体として機能していたのです。

ところが、バブル崩壊と平成大不況によって社会の安定性が失われ、90年代からはIT化が促進され、携帯電話やネットなど通信手段の高度化が加速すると、その副作用として等身大の他者と触れ合う機会が日常生活では少なくなり、人々のコミュニケーション能力は欠落していきました。会社のみならず家族間でさえ生身の顔が見えない状態では、共同体が培ってきた叡智や経験則が共有できません。関係性から遮断された内向きの個々人が散在するだけなのです。

そして21世紀、グローバルスタンダードと新自由主義経済政策が導入され、アメリカ的な弱肉強食社会が出現しました。各企業は長期的なスパンではなく短期的な成果を求められるようになり、コストダウンや効率化に走らざるを得なくなりました。
その結果、労働環境も激変します。労働人口の三分の一が非正規雇用者となり、また成果主義が導入されると、終身雇用と年功序列で保たれてきた日本の企業風土は変化を余儀なくされます。内向きな個々人と権利主張の個々人の集合体にあって、職場は、規律・秩序・尊厳・信頼・人情が喪失した無味乾燥な場に変貌して、職場でのメンタル面の弊害が顕著になります。上司と部下、同僚との軋轢、無能力感、リストラへの不安など、従業員の心を蝕むさまざまな問題が起きました。寄る辺なき大海に漂う人々の間に、ひきこもり、鬱病、家庭内暴力、いじめ、殺人、自殺などが蔓延します。こうした事態に直面しても、根本的かつ適切な対処法が社会的に共有されていないため、ただ戸惑いたじろぐばかりなのです。
現状を打破するためには何をなすべきか? その解決策には、人と人とのコミュニケーションをはかり、悩み相談や気軽なカウンセリングが可能な環境整備が求められます。ストレス障害は個人にとっては一刻も早く取り除かねばなりません。企業としても従業員の心の問題を放置すれば会社自身が不利益を被るのは必定です。会社にとって最も大切なのは人材であり、貸借対照表には表れない貴重な資産です。この資産を〈減価〉させてはなりません。

では、どのような方策があるでしょうか。共同体内部に備わっていた自然治癒力が失われる中で、心理学・精神医学はそれを代替してきているのも見逃せない事実です。周りの人々と会話し悩みを打ちあけられる心をベースにした関係の構築が大切だと考えます。
そのためには、欧米が既に実行してきているとおり、いつまでも心に悩みを溜め込むのではなく気軽にカウンセラーに相談できる場面が絶対的に必要です。これまで私たちが心理学・精神医学の分野で培ったノウハウを提供すること。それが私たちの使命だと確信しております。

豊かな未来にも眼を向けてみましょう。
「子供たちは見ている。大人のする事話す事…」子供は大人の環境に支配されているのです。大人自身が社会と自己との座標軸を見失えば、今の大人たちが精神的に病んでしまっていたら、日本の未来は暗澹たるものになるでしょう。次代を担う子供に、豊かで思いやりのある、そしてくじけない強い心を育ませるためには、まずは大人が悩みを解決できる環境を創造しなければなりません。大人が変わらなければなりません。そうすれば自ずと子供の心はきらめくに違いないのですから。

ハートコンシェルジュ株式会社
代表取締役 須田重樹

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