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役に立つ心理学コラム「精神病について(2)」
精神病について(2)
明確な幻覚や妄想が無くて、統合失調症と診断された場合、セカンドオピニオンを求めたらよいでしょう。例えば、ひきこもっているだけで、診断されてしまった場合。
統合失調症とまったく同じ症状でありながら、短期的に治るものは少なくありません。例えば、統合失調症様障害というのは、症状はまったく統合失調症と区別がつかないけれど、6カ月未満で症状は治まります。
統合失調症と診断されている人の中に、実はけっこう短期的な精神病の人がいるのではないかと思います。短期的な精神病の人の妄想や幻覚のレベルは、注意深く観察してみれば、だんだんマイルドになっていくのがわかります。
また、普通に生活していて、精神科への通院歴のない人の中で、幻覚や妄想を経験したことのある人は、実はいっぱいいます。そのほとんどが、一時的な混乱の後、普通に生活しています。社会的に成功した人の中にも、経験者はいまする。他人に話していないだけなのかもしれません。
(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)