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役に立つ心理学コラム「ホロトロピック・ブレスワーク(7)」
ホロトロピック・ブレスワーク(7)
これまでお伝えしてきた様に、ホロトロピック・ブレスワークは、容易に非日常的な意識状態を喚起するにもかかわらず、日常の意識も存在するといった状態を作り出します。そして、そこで見るイメージは、とてもクリアーです。
これは、まるで、意識を持ちながら夢を見ている様なもので、別な言い方をすれば、日常の意識状態をある程度維持しながら無意識の最深部まで接近し得る訳で、そのセラピー的な効果は、非常に大きいものと思われます。
ブレスワークの参加者は、ビジョンの意味を知り、そのビジョンの中で展開される状況を体験する事により、新たな自我(意識)と自己(無意識)の構造を作り上げる事ができるのです。
しかし、問題点も無い訳ではありません。ブレスワークの中で起こる経験は、非常に強烈で、また、とても魅力的です。かなりの人達は、セッションの中で、過去生と思われるビジョン、体外離脱を始めとする超能力を思わせる体験をします。
また、至高体験と同じ様な気分の高揚感を味わう事もあります。僕は、ブレスワークの体験(日本での経験を含め、合計3回ブレスワークに参加しました)を通して、何人かの人達が、こうした「魅力的な」体験にとらわれてしまって、一種の「ブレスワーク中毒」の様な状態になってしまっているのを見ました。
(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)