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役に立つ心理学コラム「ホロトロピック・ブレスワーク(4)」
ホロトロピック・ブレスワーク(4)
ブレス・ワークのセッションの中で、上半身を起こした時、夢の中で起こったことが、明確な身体感覚を伴って感じられました。
あまりのリアルさと、夢と、ブレス・ワーク中での出来事とのあまりの相似のため、「僕の過去生は、切腹したサムライなのかな?」なんて思ってしまいましたが、すぐに、「いやいや、ちょっと待った・・」と、僕のもうひとつに自我が介入してきました。
僕のもうひとつの自我は、簡単に「過去生」だなんて思う事は、どうも許せなかったようです。
その結果、結局、後から出てきた「理性的な」自我の方が勝ち、「単に、数ヶ月前に見た夢か、テレビの忠臣蔵(サンフランシスコの日本語放送でその頃放映していました)の切腹シーンを思い出しただけなのだろう」と、自分自身で結論しました。
ところが、そう結論したとたん、「切腹する侍」のイメージも、腹部の痛みも、きれいに消えてしまいました。おそらく、この時、侍に同一化していた僕の意識(変性意識状態)が、通常の意識状態に戻ってしまったのでしょう。
もう少し切腹シーンを経験したかった(怖いもの見たさの心理がありました)ので、ちょっと残念な気がしました。
(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)