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カウンセリング ハートコンシェルジュ > 役に立つ心理学コラム>自己実現に向かうプロセス(5)・・自己受容から、至高体験へ

役に立つ心理学コラム「自己実現に向かうプロセス(5)・・自己受容から、至高体験へ」

自己実現に向かうプロセス(5)・・自己受容から、至高体験へ

自己受容がはじまると、自分に対する見方が変わってきます。例えば、「私なんか最低!」と思っていた人が、「私は、そんなに悪くない」と思えるようになるといった具合です。小さな自己受容を積み重ねていくうちに、それは、やがて、自分の存在価値を認める自己肯定感に育っていきます。

そうすると、見えている世界が変わってきます。例えば、全てが敵だと思っていた世界の中に希望を見出すようになっていきます。

そして、自己受容がある程度進んでいくと、とても大きな喜びの感覚や高揚感がわきおこることがあります。自分の存在を心から認める瞬間です。そうした体験は、至高体験と呼ばれ、以下のような特徴があります。

<内的、外的な統一性>
身体と心の日常的な分割や分裂を克服し、完全なる内的統一性や全体性に到達したという感覚を抱く。また、主観と客観を分ける通常の区別を超越し、人間性・自然・宇宙・神との忘我的合一状態を体験する。これには、至福・静穏・平和といった強烈な感情を伴う。

<強い肯定的感情>
自分自身に対するだけではなく、全存在に対する肯定的感情を持つ。

<時間と空間の超越>
わずか数秒のうちに永遠性と無限性が体験される。自我が完全に喪失し、アイデンティティが無限に広がるような感覚を持つ。

至高体験は、非常に強い体験で、数分から数時間続くと言われています。そして、そのプロセスがうまく進んでいけば、その人は、自信を持って、自己実現への道へ向かっていくことになります。

ここで、「うまく進んでいけば・・」と書いたのは、至高体験=自己実現ではないからです。至高体験は、あくまで、部分的な覚醒にすぎません。一時的に自分の中になにも矛盾がない状態が実現する体験が至高体験と言えるでしょう。

至高体験は、自己実現した自分の姿を垣間見せてくれる瞬間ですが、それは、自己実現そのものではありません。

至高体験は、人生の中で何度も起こると言われていますし、自己の成長というのは、一生続くものです。至高体験があったからと言って、「自分は、悟りを開いた」とか、「最終解脱に到達した」なんて考えてしまうと、成長の機会が逆に退行へと進む契機になってしまうことすらあります。

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

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