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役に立つ心理学コラム「型から入る?」

型から入る?


今回は、前回お話した「おうむ返し攻撃」がなぜ良くないのかについて、もう少し掘り下げて書いてみたいと思います。

まずは、「おうむ返し」の意味を理解していないということが言えるかと思います。「おうむ返し」は、前回お話ししたように、
1)クライアントさんが自分の感情を見つめ、味わう
2)カウンセラーがクライアントの気持ちを理解する
の、ふたつの目的があります。

もう少し詳しく説明すると、カウンセラーが「おうむ返し」するとき、クライアントさんが置かれている状況をカウンセラーは、思い浮かべます。そのとき、カウンセラーは、クライアントさんの気持ちに近づき、共感の素地となる間主観的な場ができあがっていきます。これが前述の項目2)にあたるわけです。

一方クライアントさんは、自分自身の感情をカウンセラーを鏡として、外から見つめることになります。その際、クライアントさんは、「思考」に進まず、そして防衛的にならずに、自分自身の感情に留まることができます。これが、前述の項目1)に当たります。

つまり、「おうむ返し」の大きな目的は、クライアントさんの感情に留まり、間主観的な場を作るということになります。

間主観的な場を作るには、「おうむ返し」以外にもさまざまな方法があります。クライアントさんの表情やしぐさを描写するのもよいでしょう。例えば、「とっても楽しいです」と言いながら、悲しい表情をしているクライアントさんに対して、「でも、・・悲しそうに見えます」と言ってみるのもよいでしょう。

感情に留まり深めるような質問をするのもよいでしょう。また、クライアントさんに絵を描いてもらって、それをただみつめるのでもよいでしょう。

カウンセリングには、さまざまな手法がありますから、その瞬間瞬間に最も適していると思われる手法をカウンセラーが選択すればよいわけです。そうした自由度が、どうも少ないような気がします。

「おうむ返し」を繰り返すカウンセラーにその理由を聞くと、「私はロジャーリアンなので・・」とか、「先生がロジャーリアンだったので・・」といった答えをよく聞きます。

確かに、「おうむ返し」を始めたのは、カール・ロジャースであり、彼の理論・技法を基礎とする人たちをロジャーリアンと呼ぶのですが、どうも、ロジャースの基本的な考え方ではなく、型の方だけが独り歩きしてしまっているようですね。

一度、カール・ロジャースのセラピーのビデオを見てみたらよいかと思います。僕が見たビデオの中では、ロジャースは、そんなに「おうむ返し」をやっていないんですよ。

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

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