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役に立つ心理学コラム「田口ランディさんのパピヨン(3) 」
田口ランディさんのパピヨン(3)
(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
そして、パピヨンのもうひとつの軸が、エリザベス・キューブラー=ロスの生涯です。ランディさんは、チベットに旅したとき、ひょんな偶然から、ロスの記事を読みます。それが、パピヨン連載のきっかけになりました。
ロスは、死に正面から取り組んだ最初の医師と言えるでしょう。彼女が提唱した「死の受容の5段階」は、あまりに有名です。ロスが著書の中や講演会の中でたびたび語っているのが、第2次世界大戦におけるユダヤ人の大量虐殺の舞台のひとつとなったマイダネック収容所をロスが訪れたときの経験です。
彼女は、収容所の中で、無数の蝶の絵を発見します。この死と再生の象徴である蝶のエピソードは、あまりに有名です。ランディさんは、その蝶を見に、ポーランドに取材に行きます。
その結果は、パピヨンを読んでください。
(向後善之)