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役に立つ心理学コラム「父の臨死体験(5) 」
父の臨死体験(5)
(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
僕は、信号待ちをしながら、ずっこけてしまいました。
「なんだよ、まじめに聞いていたのに、ジョークかよ!」
僕は、やはり、20代の若者らしく、父につっこみをいれ、母は、「やーね、まったく。まじめに聞いて、損したわ」とすねておりました。
そして、バックミラーにうつった父は、してやったりといった表情で、にやっと笑っていたのを、今でも覚えています。
父の、こうした冗談は、日常茶飯事でした。
でも、今から思うと、「冗談めかしていたけど、父は、本当に臨死体験をしたんじゃないかな?」なんて思います。だったら、もう少しちゃんと話を聞いておけばよかった。
もう時すでに遅しですけど・・。
父は、「教えてやらねぇーよ」と、にやっと笑っているんでしょうね。
(向後善之)