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役に立つ心理学コラム「うつやパニックになりやすい職場、なりにくい職場」

うつやパニックになりやすい職場、なりにくい職場

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

職場での、メンタルヘルスに関するテーマが、最近さかんに議論されています。実際、ひとつの職場にひとりはうつや不安の人がいるという人もいます。職場の環境は、そうした職員のメンタルヘルスに大きな影響を与えます。

今回は、職場環境を悪化させる非生産的なコミュニケーションについて、お話ししたいと思います。

非生産的コミュニケーションには、以下のような特徴があります:
●発言者が限られている、あるいは、ほとんど意見が出てこない
●上位者、権威者に対する反対意見や疑問は歓迎されない
●意見が異なる場合、人格批判にまで発展することがある
●最初から決め付けが多い
●カテゴリーエラー(話の論点をずらす。例えば、生産性の向上について話している時に、精神論に話題が変わってしまうなど) がある

非生産的コミュニケーションが行われている職場においては、活発な意見のやりとりがなく、表面上は協調的な場合があります。

しかし、すでに会話の方向性が決まっており、その方向性と合わない意見は却下されるといった傾向に陥りやすく、そのため、ユニークな意見が出にくい・コミュニケーションの中から新しい考えが生まれない・活発なコミュニケーションにならない・少数意見が十分に論議されないまま切り捨てられてしまう・表面上協調が保たれるが、必ずしも共感的ではない、などといった結果になります。

さらには、上位者、権威者に対する反対意見や疑問は歓迎されず、極端な場合、意見が違いが人格批判にまで発展することまで起こりえます。

こうした非生産的なコミュニケーションが主体となる職場においては、不安が蔓延し、それが、深刻なメンタル不全が起こりやすいと言えるでしょう。

その逆に、メンタル的に健康な職場を作る、創造的コミュニケーションには、以下のような特徴があります:

●だれもが自由に発言できる
●上位者、権威者への反論、疑問が許される
●意見の違いを尊重する、楽しむ、利用する雰囲気がある
●決め付けが少ない
●「私は、こう思う」という意見が出しやすい
●カテゴリーエラーがない 
 
このような創造的コミュニケーションが主体となる職場においては、活発な意見のやりとりがあり、それが表面上は激しいやりとりに見えることもありますが、意見の違いが尊重され、違いから独創性が生まれるといった考え方をとるので、ユニークなアイデアが出やすく、また、発言者も気後れしないといった傾向になります。
こうした職場では、うつや不安といったメンタル不全は、起きにくくなります。

(向後善之)

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