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役に立つ心理学コラム「統合失調症の治癒の可能性」

統合失調症の治癒の可能性

このところ、統合失調症のケアについて考えています。

なぜ、投薬無しで回復することが起こるのか?

統合失調症の人は、敏感です。敏感なので、周囲の雰囲気によって、幻覚・妄想の内容や強さが容易に変化します。そして、心にも無い対応は、すぐに見破られてしまいます。偽りの共感なんて言うのは、一発でアウトでしょう。
また、統合失調症の根底には深い不安強い恐怖がある場合が多いと思われます。

そうした前提で考えると・・。

統合失調症の人が、幻覚・妄想を語ると、周囲の人達が、不安、場合によってはいらだちなどの感情を持つことが多いでしょう。周囲のそうした不安・いらだちなどの感情を敏感に察知した彼らは、元々ある不安・恐怖を増幅させてしまい、そのため幻覚・妄想が加速していくでしょう。
だから、セラピストが、普通に対応するのがいいのです。ノンジャッジメンタルに興味を持って統合失調症のクライアントの話しを聴くことができれば、彼らが幻覚・妄想を持つとしても、それは、不安・恐怖に支配されたものではなくなっていきます。オープン・ダイアローグで複数のセラピストがかかわるのは、セラピスト側の不安低減にもおおいに役立つことでしょう。

しかし、あまりにキョーレツな幻覚・妄想の場合、セラピストに普通でいろといっても難しい場合があります。そうした場合、セラピストが普通でないふりをしても逆効果でしょう。もし、セラピストが不安・恐怖を感じたのなら、それを防衛的に抑圧せず、不安・恐怖と付き合う覚悟を決めることでしょう。

セラピストは、呼吸をあわせながら、クライアントの気持ちに寄り添っていく。言ってみれば、クライアントの気持ちにチューニングしながら間主観的な場を作り、その中で、雑談だろうが何だろうが、会話をしていくのです。

その会話は、必ずしも、クライアントの気持ちを探ろうということを主目的とはせず、ただチューニングしていくのです。セラピストとのそうした会話の中から、クライアントは、世界を見る新たな視点となるためのヒントを得るのかもしれません。

それは、まるで、禅の公案のように、一見なんの関連性の無いように見えるやり取りの中から、修行者が悟りの道へのヒントを得るプロセスと似ているのかもしれません。

こうしたことは、たぶん、セラピストがクライアントのこころに対して徹底的にチューニングして、間主観的な場を作った場合に起こるのでしょう。

そして、こうした対応ができれば、セラピーに関しては、複数ではなく、ひとりのセラピストでも対応は可能なのではないかと思います。セラピストが複数ともなると、お金かかっちゃうし・・。もちろん、バイオサイコソーシャル的な統合的アプローチの枠組みの中でのことです。

以上、現在のところの僕の仮説です。


(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

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