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役に立つ心理学コラム「学んできた事・とりくんでいく事 その50」

学んできた事・とりくんでいく事 その50

その50 「Paint it Black」・・吉福伸逸さんの言葉の解説

不安は、最初は小さいきっかけから始まることが少なくありません。それは、まるで白い壁についた一点の汚れのようなものです。

たまたま通りかかった人は、そんな小さな汚れに気づきません。しかし、常にそこにいて「白い壁は白くなければならない」と強く思っている人にとっては、その汚れは次第に無視できないものになってきます。

その人(仮にZさんとしましょう)は、ある日どうにもその汚れにがまんができなくなります。そして、その汚れを拭き取ろうとするのですが、逆に黒い汚れは壁の小さなキズの中に入ってしまい、醜く拡散してしまいます。

もはや、その近くを通りかかった人だれもが気づくような汚れになってしまいました。Zさんは、「なんとかしなければ」と焦ります。そして焦るままに、拭き取ろうとすればするほど、汚れは広がっていきます。

「うぁー!」、Zさんは叫びます。取り返しのつかないほど壁は汚れてしまったからです。不安は恐怖に変わり、ついにZさんは、衝動的に決壁全体を隅から隅まで黒いペンキで塗りたくろうとします。

これが、不安が拡大し、パニックからアクティングアウトに至る過程です。この状態を吉福さんは、「Paint it Black(黒く塗れ)」と表現していました。

本来は小さな不安だったのに、そればかりに注意が向き、ついには、すべてが不安に思えてくるようになり、コントロールを失う状況です。

アクティングアウトが起こる場合、その背景には、強い不安・恐怖があると考えた方が良いでしょう。

吉福さんのセラピーの基本は、「Paint it Black」になっているクライアントに寄り添い、クライアントが自分の力で落ち着いていくまで一緒にい続けるということだったように思います。

どんなにあわててパニックになっているクライアントでも、となりに静かに落ち着いているセラピストがいて、そのセラピストがクライアントのプロセスを徹底的に信頼してくれていたのなら、そして、「大丈夫だよ」と言い続けてくれたのなら、クライアントの不安はしだいに小さくなっていくでしょう。

クライアントは、黒く塗りたくる必要がないことを理解し、不安に怯えることのない自分の力を実感するのです。


(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー

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