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役に立つ心理学コラム「学んできた事・とり組んでいく事 その43」

学んできた事・とり組んでいく事 その43

吉福さんのことを「怖い」という方がいるのですが、私は厳しいとは思っていましたが怖いという感覚はありませんでした。怖いというのは、相手を萎縮させる要素がありますが、少なくとも私がはじめてお会いしたころ(2004〜2005年ごろ)には、感じさせませんでした。むしろ、とても温かい方でありました。

吉福さんの厳しさとは、例えば「自分の頭で考え、妥協しないこと」を貫く姿勢です。その姿勢を私たちセラピストと名乗る人たちに吉福さんは求めたのだと思います。そして、吉福さんのワークショップでのワークは、どれもいい加減に妥協したら無意味になってしまうものばかりでした。その逆に真剣に取り組んだら取り組んだだけのものを得られるワークです。

例えば、吉福さんのワークの中に、「出口なしのワーク」というものがあります。何人かが門番になって、その他の参加者は、門番の前で門番を感動させる何かをするのです。「何か」とは、何でも良いのです。歌を歌っても、ただ話しをしても・・。そして門番は、心から感動しなければ、その参加者を通さないのが役目です。

私があるワークショップで「出口なし」の門番役をやっていたとき、なかなか門を通過できない参加者がいました。私は、感動もしていないのに、その参加者を通してしまいました。それは、「あまりに厳しくしすぎるとその参加者さんがかわいそう」という思いから、「その参加者さんから『厳しすぎる』と批判されるのではないか?」という不安につながり、「たぶん他の人が門番をやっていたら、そろそろ通すのではないか?」という考えに至った結果によります。つまり、私は、自分自身の感覚よりも、まわりからどう思われるかを優先したのです。

そのとき、吉福さんがとんできて放ったのが、この「自分がされてきたことと同じ事をするのか!」という言葉です。そのときの吉福さんの真剣な表情を、何年もたった今でもよく覚えています。

今の時代、多くの人たちが、まわりの空気を読みながら批判されないように、「I メッセージ」よりも「We メッセージ」を優先しています。そのため、常に妥協が生じます。自分の心からの言葉をぶつけるということがなく、その結果、自分自身の力を自分自身の責任でチャレンジする機会が奪われているのです。そしてそれは、自分自身を見つめる大切な瞬間を奪うことにもなります。

私が「自分自身の感覚よりも、まわりからどう思われるかを優先した」のは、世間がやっていることと同じことをしてしまったことになります。その結果、私は、参加者の人にも門番役の私にも何も起こらないワークをしてしまったのです。

「自分の頭で考え、妥協しないこと」は、吉福さんから学んだ最も大切なことのひとつです。



(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

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