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役に立つ心理学コラム「学んできた事・とりくんでいく事 その35」

学んできた事・とりくんでいく事 その35

その35 「あなたの中の母親としかであっていない」

「私がこんなに苦しいのはなぜだろう?」と人は思い悩み、その原因をつきとめようとします。原因がわからないのは不安です。彼/彼女は、心理学の本を読みあさるようになるかもしれません。そしてそこで、「答え」らしきものを見つけます。

「そうか、私の家は機能不全家族だったんだ。そして、私はAC(アダルト・チルドレン;政府広告機構のことではありません)だったんだ。だから、こんなに苦しいんだ」、「なるほど、僕は、マイクロマネジメントと呼ばれる見えない精神的暴力を受け続けたために、自尊心を失ってしまったのだ」、「私は、親から共依存的な接し方をされてきたのだ。だから逆に親に依存してしまうのだ」などということに思い当たるという人もいるでしょう。

やがて彼/彼女は、自分たちの不幸の原因を機能不全な家族に、主に両親に還元します。父親があんなにがんこで高圧的でなかったら、母親がもっと無条件に僕を受け入れてくれたのならば、僕はこんなに不幸にならなかったはずだと思うようになります。それは、一面正しいかもしれません。そして、親の彼/彼女に対する行為について、嫌な場合には「No」という必要もありますし、コントロールは拒否する権利があります。

しかし中には、いつまでも母親/父親を非難し攻撃し続ける人がいます。

いくら非難しても、どんなに攻撃しても、それを続けているだけでは彼/彼女が幸福になることはありません。そうした人たちは、その13でお伝えした「メロドラマ」を演じてしまっているのです。メロドラマとは、自分の頭の中で作ったストーリーで、そのストーリーは現実を反映していないところや、大きく歪めてしまっている部分があります。

メロドラマを演じてしまっている人たちは、実は、自分の母親/父親とのこれまでの関係に執着しています。なぜなら、「メロドラマ」を演じ続けるためには、例えば自分が被害者であるためには、機能不全家族と子どもを支配コントロールしようとする母親/父親が必要なのです。

そうした意味で、彼らは自分の母親/父親に依存しており、親から自立ができていないと言えます。本来、親は親、自分は自分なのです。

しかし、メロドラマを演じている人たちは、「支配的な親と、支配されるかわいそうな子ども」といったように、ひとつのユニットになってしまっています(同様に、「言うことを聞かない子どもと、そのために不幸な目にあっている親」というユニットのメロドラマも存在します)。

そうした人たち、例えば「支配的な母親と、支配されるかわいそうな子ども」というユニットにおいては、子どもは、彼らの母親の母という側面としか出会っていないのです。そして、その「母という側面」は、子どもの側が自分の心の中で描いている母親像なのです。

つまり、その関係性は、母ー子の枠組みから一歩も出ていないのです。

母親には別の側面があります。母親は、妻であり女であり、かつては少女であり学生であったわけで、父親以外の人との恋愛も失恋も、成功も失敗もあったはずです。母親には、ひとりの人間としての人生があるのです。

精神的に自立するためには、親ー子ユニットという関係から、独立した個人ー独立した個人の関係への移行が必要なのです。

吉福さんは、「あなたの中の母親としかであっていない」という言葉で表現していますが、これは、対母親だけではなく、あらゆるメロドラマ的人間関係に言えることだと思います。

あえて「母親」という言葉を使ったのは、あまりに母ー子関係のメロドラマを訴える人が多いと、吉福さんが感じたからなのだと思います。

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

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