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役に立つ心理学コラム「学んできた事・とりくんでいく事 その30」

学んできた事・とりくんでいく事 その30

その30 「新たな遠野物語を作る」・・吉福伸逸さんの言葉の解説

1989年からハワイに移り住んでいた吉福さんが日本でのワークショップを再開したきっかけは、2001年9月11日にアメリカで発生した同時多発テロだったとのことです。ハイジャックされた航空機がニューヨークの貿易センタービルに突入して行くシーンを鮮明に覚えておられる方も多いことでしょう。その結果として、アフガニスタン紛争、イラク戦争が起こりました。吉福さんは、911以降、世界のありようが大きく変わり、そして日本もその変化に巻き込まれると考え、日本に再び関わって行く決意をされたのではないかと思います。

それから10年経って、2011年3月11日の東日本大震災と福島の原発事故が起こりました。吉福さんは、311以降、日本での活動の新たな展開を考えておられるようでした。

311の直後、被災地の方々にどのようなサポートができるのかというお話を伺ったとき、「押しつけ的な自己満足的なサポートをすべきではない」ということを、吉福さんは何度か言われていました。あくまで、被災地の人たちのプロセスに沿った長期的なサポートが必要だろうとのことでした。

そのとき、吉福さんが「新たな遠野物語を作るということだ」ということを、ぽつんと言われました。遠野物語とは岩手県の遠野地方の民話を柳田國男がまとめたものです。その中には、明治の南三陸津波での犠牲者となった妻と残された夫の物語が収録されています。

被災した人たちが、静かに自分たちのペースで新たな遠野物語を語る事ができれば、311での傷ついた心をある程度癒す事ができるかもしれません。

吉福さんから遠野物語の話しが出たのは、311直後の2011年4月の伊豆でのワークショップのときだったと思います。ただ、その後原発の事故処理は思うように進まず、311は未だに終わっていない状況です。新たな遠野物語を静かに語れるようになるのは、まだ先のことなのかもしれません。

TEN (Transitional Emergency Network)では、毎年2回、春と秋に吉福さんの泊まりがけワークショップを開催していました。2012年からは年に1度は、東日本大震災の被災地でワークショップを行い、その際には311で被災した人たちには無料で参加いただくということにしていました。2013年は、吉福さんの強い希望で、5月に福島でワークショップを開く事にしていました。残念ながら、福島ワークショップは、その直前に吉福さんが亡くなられたので、実現はしませんでした。

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

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