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役に立つ心理学コラム「いじめられたら」
いじめられたら
いじめという行為が有効になるためには、いじめられている側が、自分がいじめられていると言う事を認識することが前提だ。そして、いじめられる側が自分に非があるのではないかとうろたえることによって成立する。いじめられる側は、もはやいつもの態度・行動・言動をとることができなくなる。そうしたいじめられる側を見て、いじめる側は自分の優位性を確認するのだ。
だとすれば・・・、いじめを受けたときの基本的な戦略は、シンプルです。いじめを受けたと認識しても自分に非があるなどとはこれっぽっちも考えないことがベストです。たとえ自分に落ち度があっても、けっして必要以上に反省しない事ですね。ほとんどの場合、たいした落ち度じゃないんですから。いじめの特徴は、針小棒大に相手の非を指摘する事です。それに乗らない事ですね。これが基本戦略です。
この基本戦略に従って、いじめられる側が、いつもと同じ態度・行動・言動を保つ事ができれば、いじめのエネルギーは、減速して行きます。まあ、そういうことなんだけど、いざいじめられたら、なかなかいつもと同じ態度・行動・言動を保つ事はたいへんですけどね。最後は根比べです。
この姿勢を貫けば、たいていのいじめは必ず収まります。いじめればいじめるほど、いじめる側が下位に見えてくるからです。
それでも収まらないようないじめは、もはや犯罪の範疇です。外部からのサポートを求めるしかありません。
(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)