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役に立つ心理学コラム「ハラサーは組織を潰す(19)」

ハラサーは組織を潰す(19)

重役たちの意見を聞かなかったP社長ですが、Q氏のアドバイスには従い、事業の拡大に乗り出しました。起業メンバーは反対でしたが、社長の強硬な姿勢に押され、最終的に事業拡大のプロジェクトはスタートすることになりました。そのことがしこりとなり、プロジェクトに反対だったメンバーは、ひとり、またひとりとO社を去っていき、ついには起業メンバーはだれひとりいなくなり、そのかわりに一流企業から転職してきたR氏を中心とする人達が役員として参加するようになりました。
 事業拡大を試みたものの、O社の業績は上がりませんでした。P氏は、それでもQコンサルタントの意見に従い、R取締役はP氏の意見(すなわちQコンサルタントの意見)に異議をさしはさむことはないばかりか、P氏の指示をさらに強化する方向に動きました。例えば、現状一日八千個の製品の生産量を一万個に増産する指示をP氏が出した時、R取締役は「一万二千行けます」と答えています。この時、取締役会ではメンバーたちからの「うぉー」という歓声とともに拍手がわきおこりました。
R取締役が実行部隊の長ですから、一日一万二千という生産目標は絶対的な数値となっていきました。その頃のO社は設立当初の自由な雰囲気はなくなり、P社長、Qコンサルタント、R取締役の指示は絶対なものになり、指示に反対する人達は次々に退職していきました。そのため、幹部達は全てイエスマンで占められるようになりました。
 この結果、「一日一万二千」という生産目標は末端までいきわたり、実際に生産に携わる生産部門だけでなく、全部門がほとんど休みなしの状態で、サービス残業は当たり前の状況になっていきました。しかし、末端の人達の悲鳴にもかかわらず、幹部達はパワーポイントで右肩上がりの美しい資料を作り、社長をはじめとする取締役の前でプレゼンをしていました。また、P社長とその取り巻きであるQコンサルタントとR取締役をはじめとする幹部達は社員の苦労をよそに、会議費、接待費などを使い放題で、週末はお決まりのようにゴルフに出かけていました。そうした幹部達の行動をにがにがしく感じる社員達もいましたが、批判は許されない雰囲気になっておりだれひとり意見を言う社員は出てきませんでした。


(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

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