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役に立つ心理学コラム「ハラサーは組織を潰す(16)」

ハラサーは組織を潰す(16)

 M教諭がいじめの首謀者を注意した次の日、首謀者の母親のひとりNさんが、M教諭に抗議の電話をしてきました。Nさんの主張は、「自分の息子が不当に罪を着せられた」、「息子はいじめをしていないと言っている」と言うものです。M教諭は、毅然としかも丁寧にことの経緯を説明しましたが、Nさんはまったく聞く耳を持たず、同じ主張を繰り返すばかりでした。
 その次の日、今度はNさんをはじめとする四人の母親が学校におしかけ、校長に対し子供を不当に差別し罪を着せるM教諭を辞めさせるように要求してきました。その日は校長の「事実関係を調査する」という発言で、なんとか四人の母親は退散していったのですが、その後、毎日のようにいれかわりたちかわりM教諭に対する辞任要求の電話が学校にかかってくるようになりました。時には四人の父親から抗議の電話がかかってくることもありました。また、その抗議電話の長さも1時間を超えることもしばしばありました。
 校長をはじめとする教員たちのほとんどは、最初のうちはM教諭に同情的でしたが、親たちが教育委員会に訴える構えを見せ始めたころから、「M教諭の対応にも問題があったのではないか」という意見が教員内でも出てくるようになりました。また、Nさんらの強硬で執拗な抗議に対応していた教諭たちは疲れ果ててしまっていました。
 ついに校長ら学校の幹部達は、M教諭にいじめの首謀者とその親たちに謝罪するように要求してきました。M教諭は事実関係を何度も説明し、謝罪の必要がないと訴えたのですが、校長たちは、あくまで謝罪を要求してきました。校長らのM教諭に対する態度は当初とはがらりとかわり、脅迫的なものになっていきました。彼らはM教諭に対し、「学校をつぶす気か?」、「あなたには教師の資格がない」、「あなたは、この学校に必要ない」などと、Nさんら生徒の母親たちの側について恫喝してきました。
 このような状況が続いた後、M教諭は、夜眠れなくなり、突然動悸が激しくなることがあり、そのために電車に乗れないというパニックの症状を示すようになりました。そして最終的には通勤できなくなり、他校に転出することになりました。また、いじめを受けていたL君は結局不登校になり、他校に転校していきました。


(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

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