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役に立つ心理学コラム「ほぼよい母親(1) 」
ほぼよい母親(1)
私は、時々主婦の方対象のワークショップを開きます。そうした場で驚くのは、みなさんの育児・教育に関する知識の豊富さです。心理学のむずかしい専門用語が突然出てきたりして、時々面食らいます。おそらく、たくさんの育児や教育に関する本を読まれてきたのでしょう。
ただ、その知識の豊富さが、時にお母さん達をがんじがらめにしている様に見受けられます。多くのお母さん達が、「親が支配的になりすぎないように適切な躾を行い」ながら、なおかつ「子供達の自主性を尊重」し、「個性を重んじる事」を心がけるという神業的な子育てを行っています。
このため、昔であれば、ごく普通の行動であった、「子供が悪い事をしたら、しかる」という単純な行為においても、いちいち「こういう時は、こういう言い方はしてはいけないんだっけ」等と考えたりする人達もおられます。
(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)