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役に立つ心理学コラム「やめられない〜依存〜」

やめられない〜依存〜

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

三田佳子さんの二男が覚せい剤所持で逮捕されたという事件がマスコミを騒がせました。

マスコミの論調は、「今回が3度目の逮捕であること」、「過去に月50万円も小遣いをあげていたこと」を根拠に、親の養育に対する批判を展開しています。

確かに、薬物やアルコールに対する依存には、周りの人たちの対応はひとつの要素ではあります。

しかし、いったん依存者になってしまったら、周りがどんなに真剣によいケアをしても、再び薬物に手を染めてしまうケースも少なくありません。
ですから、薬物依存の問題について、家族の養育の面からのみ論じてしまっては、薬物依存の本質を見失うことになるのではないかと思います。

三田佳子さんの二男の場合においても、近々うつで入院することになっていたようですから、家族としても、それなりの対策はとろうとしていたのではないかとも思われます。

努力したけれど、それでも、防げなかったということかもしれないし、どう対応してよいのかわからず困惑されていたのかもしれません。そうした意味で、ご家族も薬物の被害者なのではないかと思います。

薬物に依存している人たちのケアは、難しいものです。依存者が薬物をいったん止めたのに、再び手をつけてしまうことをリラプスと言います。

リラプスをしてしまった人たちに対しては、「リラプスから何を学んだか」に焦点をあてたカウンセリングを行うことが有効だと言われています。

僕のカウンセラーとしての最初のキャリアは、サンフランシスコのカウンセリングセンターでの薬物依存者たちへのケアです。

彼らは、個人カウンセリング(50分)、グループカウンセリング(90分)、サイコエデュケーション(薬物依存に対するレクチャー他:90分)にそれぞれ週1回参加し、抜き打ちの尿検査や、定期的な精神科医による診察を受けることが義務付けられていました。

依存者たちはその上に、自助グループ( NA)にできるだけ参加します(週最低1回以上)。サンフランシスコ市内で運営されている自助グループは山ほどありますから、参加は、難しいものではありません。

これだけのケアを受けながらも、リラプスを繰り返す人は少なくありませんでした。

相当な努力をされ、苦労されているご家族もいるわけですから、「親の責任うんぬん」で片付けるのではなく、薬物依存に対して、どのようなケアが望まれ、今後どのようにケア体制を作っていくのかを議論する方が建設的だと思います。

(向後善之)

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