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今日の心理学用語バックナンバー <し>

自虐 (Turning against the self)
自我防衛機制のひとつ。他人に対して悪感情や衝動をいだいているにもかかわらず、その感情を否定し、その矛先を自分に向ける事。他人に対して抱いている悪感情に対する罪の意識を認めるよりも、自分を責めたり傷つけたりする方を選ぶ。
(例:過保護の母親にいらいらしている感情を無意識的に抑圧し、逆に「自分なんか死んでしまえばいい。」と思ったり、自分の頭を壁に打ち付けたりする。)

思考拡散 (Thought broadcasting)
何か考えが浮かんだ時、その考えが自分の脳から離れ、他人から聞こえる様になってしまうと信じる事。その患者は、自分の考えを聞く場合もあれば、そうでない場合もある。
(例:声を出していないにもかかわらず、FBIが自分の思考を録音していると信じる。)

思考遮断 (Thought blocking)
連続した会話の流れの突然の中断。話し手は、彼の頭の中が真っ白になったと言う。質問に対し、彼は、自分が何をしゃべっていたのか記憶にないと言う。

思考障害 (Thought disorder)
思考の内容よりも、思考のプロセスの不適切さを示す障害の総称。

思考侵入 (Thought insertion)
思考が自分のものではなく、ある人、グループ、または外部の力により侵入したものであると信じる事。
(例:インタビューの中で、わいせつな言葉を発し、その後後ろにいるグループの方をふり返り、彼等がわいせつな言葉を自分の頭に植え付け、自分にはそれを取り除くことができないと強調する。)

思考撤退 (Thought withdrawal)
自分の思考が何者かによって取り除かれたと信じる事。

失感情表現 (Alexithymia)
主観的な気分を認識し、言葉で表現する事が困難な状態。

嫉妬妄想 (Delusion of jealousy)
ほとんど証拠がないにもかかわらず、パートナーが不倫をしていると信じる。こうした人達は、しばしばパートナーの不倫を証明するために、途方もない努力をする。
(例:患者が、彼の妻が夜中に外に出て行くのを確かめるために、一睡もしないようにする。彼は、朝の4時頃に彼が眠ってしまった後で、彼の妻はそっと階段を降り、家を出、乱交パーティーに参加して自分が起きる前に帰って来たと主張する。この患者は、彼の妻を産婦人科に連れて行き、精子が残っているかどうかの検査を要求した後、精神科に照会された。) 

ジャメイブ (Jamis Vu)
慣れ親しんだ状況であるのもかかわらず、違和感を感じる事。

出眠時幻覚 (Hypnopompic hallucination)
入眠時幻覚と類似しているが、出眠時幻覚は、覚醒時に起こる点が異なる。

昇華 (Sublimation)
自我防衛機制のひとつ。抑圧された衝動のエネルギーが直接の目標を離れ、社会的文化的に許容されたより好ましい傾向に変容していく事。
(例:スポーツ、芸術等)

情動 (Affect)
エバリュエーション中で観察された感情表現の形態。

情動の孤立化 (Isolation of affect)
自我防衛機制のひとつ。トラウマティックな状況と自分の感情を分けて考える事。
(例:戦時中に敵と戦う時に、それにともなう罪の意識等を分離して行動する。)

心気化 (Somatization)
自我防衛機制のひとつ。ストレスフルな状況下におかれた時、自分の健康状態を過度に心配し、苦痛や不調を訴える事。
(例:医者が「正常です」と言っても、かたくなに自分が胃癌ではないかと思い込み、実際に吐き気や下痢の症状を訴える。しかし、実際には、身体的になにも異常が無く、その背後には、職場での人間関係がうまくいっていないという状況がある。)

身体運動的妄想 (Somatic delusion)
自分の身体が、病気におかされている、あるいは、変わってしまったと信じる事。
(例:便秘がちな鬱状態の男が、単に胃腸の不調であるにもかかわらず、自分が結腸癌であると信じる。あるいは、自分が妊娠したと思い込む。)

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