カウンセリング理論の分類
〜カウンセリングの背景となるさまざまな理論〜
カウンセリングの背景となる心理学の理論は、大きく分けて、精神分析系、認知行動系、人間性心理学系の 3つの流れに分類されます。
<精
神分析系>
心理的外傷の分析・解釈を強調する考え方で、今起こっている精神的な病理を、過去の体験を分析することによって解釈することに焦点を当てています。主な理
論としては、自我心理学、対象関係論、自己心理学などがあります。
<認知行動系>
過去を分析するのではなく、現在の行動様式、認知様式(考え方、思い込み、信念)を修正することによって、病理からの回復を図るという考え方です。
主な理論としては、新行動SR仲介理論、応用行動分析、社会学習理論などがあります。
<人間性心理学系>
精神分析系や認知行動系の諸理論と大きく違う点は、「クライアントが元々持っている(精神的な)成長欲求を活性化させる」ことを主眼としている点です。
病理に注目するのではなく、成長する力に注目した理論です。主な理論としては、人間性心理学、実存主義心理学があります。
また、個を超えた成長を扱うトランスパーソナル心理学の諸理論がありますが、これも大きく分ければ、人間性心理学系の理論と言えるでしょう。
上記3つの理論系列はそれぞれ矛盾しているように見えますが、最近では「ひとつひとつが、人間のある側面を記述しているにすぎない」という考えが欧米では 一般的になってきて、それぞれの理論を統合していこうという動きが活発になっています。
さまざまなカウンセリング技法
カウンセリング技法は、主なものでも600通り以上存在すると言われています。技法を分類するとおよそ以下のようになります。
●リンクをクリックすると、各技法の詳細な説明に移動します●
1.会話による技法
1)精神分析系
フリーアソーシエーション、再体験療法、夢分析
2)認知行動系
系統的脱感作、フラッディング、モデリング、リフレーミング、論
理療法
3)人間性心理学系、トランスパーソナル心理学系
ロゴセラピー、ゲシュタルトセラピー、フォーカシング、ハコミセラピー、POP、禅
4)統合的な手法
自己心理学セラピー、DBT(弁証法的行動療法)
2.イメージ療法
誘導イメージ療法、サイコシンセシス
3.ソマティックス
(心と身体のバランスに焦点を当てた技法)
ローゼンメソッド、アレクサンダー・テクニック、ロルフィング、EMDR、TFT
4.呼吸法に注目した技法
ホロトロピック・セラピー、リバーシング
5.アートセラピー
(絵画、音楽、演劇などを利用した技法)
ダンス・セラピー、ミュージック・セラピー、ロールプレイ、サイコドラマ、エクスプレッシブ・アートセラピー(表現芸術療法)、箱庭療法
