解離性同一性障害(2)
(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
多くの交代人格を持っていると、それぞれの人格は、断片的な記憶しか持ちませんから、日常生活にも支障をきたすようにも
なります。
例えば、こんなことが起こります。
1)人格Aが知らないうちに、人格Bがある男性と結婚して一緒に暮らしはじめた。
2)人格Cが激辛カレーを食べようとした瞬間に、人格Dが出てきてカレーを食べてしまった。その後、人格Dがデザートの
アイスクリームを食べようとした瞬間、人格Cにもどった。
3)人格Eは、Z君のことが好きで結婚も考えているが、人格Fは、Z君のことが嫌いで、人格Eの知らない間にZ君と
別れてしまった。
この3つの例は、実際に解離性同一性障害の方からお聞きした話です。
人格Aは、なぜ、自分がその男性と暮らしているのかがわからないですし、人格Cにすれば、これから辛くて熱い物(カレー)を
食べようとしていたのに、口の中に入ってきたものが、甘くて冷たい物(アイスクリーム)で戸惑うでしょうし、人格Eは、
結婚も考えていたZ君と知らないうちに別れているわけです。
このように、解離性同一性障害の人たちは、自分の人生を自分で作っていくことが困難になってしまいます。
これは、とても苦しいことです。
