トランスパーソナル心理学とスピリチュアリティ(2)
僕は、留学中にトランスパーソナル心理学のクラスをいくつかとりましたが、いずれもかなり難解なものでした。
ケン・ウィルバーや、マイケル・ウォッシュバーンといった人たちの書物や論文を読んでも、最初はなかなか理解できず、
何度も読んで、やっと概念がつかめるといった感じでした。そして、非常に哲学的なクラスが多かったですね。
簡潔に言ってしまえば、トランスパーソナル心理学とは、人間は、どのように成長していくのかを考えていく学問です。
そうした成長過程の中に、「スピリチュアリティ」という言葉がしばしば登場するのですが、これは、人間を成長の方向に
向かわせるなんらかの力を意味して使われます。
例えば、自己実現がひとつの(中間的な)ゴールだとすれば、そこに向かわせるなんらかの力ないしはエネルギーのような
ものが仮定され、そうしたものを「スピリチュアリティ」と呼ぶわけです。
まあ、そういった解釈を僕はしていたのですが、日本に帰ってきてから、この「スピリチュアリティ」という概念が、あまりに
ゆがめられて使われていることを知り、少々とまどっています。
