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心理学の3つの流れ

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

カウンセリングや臨床心理学というもの自体歴史が浅く、黎明期にあるわけですから、絶対的な理論というものはあるわけがなく、
また、たぶん今後も出てこないでしょう。絶対的な理論というのは、数学や物理の世界ですら存在していないですからね。

いわゆる近代心理学というものは、フロイトが無意識を「発見」し、精神分析の理論を提唱しはじめた100年ほど前に誕生した
と言われます。その後、さまざまな理論が提唱され、現在では、およそ3つの流れになっていると言ってよいでしょう。

臨床的な分野で、最初に世に出てきたのは、精神分析療法です。
精神病理を含むなんらかの精神的な傾向は、過去の経験を分析することによって理解できるという考え方で、その原因を理解
できたとき、病理から回復するという考え方です。

次に出てきたのは、行動療法です。行動療法の人たちは、過去を分析しても治癒は起きず、現在の行動を変えていくことで治癒が
起こるとしました。この考えは、やがて認知行動療法へと発展していきました。
当初、行動療法ないしは認知行動療法の人たちと精神分析両方の人たちは、激しく論争し、認知行動学派の学校では、精神分析の
理論を教えず、また、その逆もありました。現在では、そうしたことはほとんど見られませんが・・。

その後出てきたのは、人間性心理学の人たちです。彼らは、精神分析も認知行動も、人間のネガティブな側面ばかりを強調して
いると批判し、「人間には、元々成長への欲求があって、そうした欲求を活性化させていくことで治癒ないしは成長が起こると
考えました。

人間性心理学の流れからは、やがて実存主義心理学、トランスパーソナル心理学などが生まれていきました。



(向後善之)

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