(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
CIISを修了するまでには、プラクティカムと呼ばれる研修を1年間経験しなければなりません。
プラクティカムでは、実際にカウンセリングオフィスにほぼ常勤の形で通い、カウンセラーとして実際にクライアントとの
セッションを行います。
カップルズセラピーのクラスをとっていた頃、僕は、プラクティカムのサイトを探し始めました。これが、かなりストレス
でした。やらなきゃいけない事が、いっぱいあります。
まず、学校のプレースメント・オフィスに行って、プラクティカムのハンドブックをもらいます。そこには、プラクティカム
から始まって、ライセンスをとるまでの必要事項が、びっしり書いてあります。
しかし、リーディングとペーパーに追われている僕にとっては、どうしても、「ハンドブック」を読むのは後回しになり、結局、
まじめに読まないまま、プラクティカム探しを始める事になりました。
次にやる事は、受験するプラクティカム・サイトのリストアップです。
ベイエリアでプラクティカムトレイニー(研修生)を受け入れている場所のリストから、自分に合ったサイトを探します。
リストの中には、どんなクライアントを対象にしているか、各サイトの採用しているカウンセリング手法のバックグラウンド等、
かなり細かい情報が載っています。
僕は、自分が、そのころ日本人の薬物依存者のためのセルフヘルプ・グループ「どんぐり」のファシリテーターをやっている事
から、薬物依存者を扱うサイト、それから、将来日本で開業する事になるかもしれないので、アジア人のクライアントの多い
サイトを中心に、選びました。
リストアップと並行して、履歴書を作りました。アメリカの履歴書は、謙虚に書いたらいけません。これでもか、というくらい、
自分を宣伝しなければなりません。
私は、CIISのICPに在籍している事や、「どんぐり」のファシリテーターをしている事はもちろん、過去に日本で勤めていた時に
どんな事をしていたかとか、会社の組合の幹部の経験とか、はたまた、サンフランシスコの幼稚園でアルバイトした事、
はてには、アダルトスクールで、英語とコンピューターのクラスをとった事まで書きました。
最初は、そんな細かい事など書かずに、日本式に、学歴、職歴のみの履歴書を書いたのですが、プレ−スメントオフィスの
スタッフに、「これでは、だめだ」と言われました。例えば、職歴だけじゃなくて、その職場で何を実現したのかをもっと、
アピールしなければならないと言われました。自分は、いかにすばらしい人間か、どんなに、優秀かを「これでもか」という
くらい書かなければなりませんでした。
