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Heart Concierge Counseling



この世の終わりじゃないのよ(1)

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

「サイコシンセシス」のペーパーで、良い評価をもらった後、最悪の状態から少しは抜け出してきたものの、まだまだ鬱や
不安の状態が続いていました。
そんな状態なのに、僕は、ICPのクラスの中で最もきついと言われる「カップルズ・セラピー」のクラスを履修しました。

インストラクターは、ICPの名物教授のひとりである、ジュディー・ヘスでした。僕は、彼女のクラスを、卒業までに3つ
(家族セラピー、カップルズ・セラピー、グループ・セラピー)とったのですが、どのクラスも皆きつかったです。

ジュディーのクラスは実践を重視し、クラスの中で、模擬セラピーを行う事を基本としています。
模擬セラピーの中で、学生達が、セラピストとクライアントの役を演じます。クライアント役の時もけっこう大変なのですが、
セラピスト役の時は、なおさら大変です。

セラピストは、クライアント役がどんな問題を模擬セラピーの場に持ってくるのかは、まったく知らされず、ぶっつけ本番で、
皆の前でセラピーをやらなければならないのです。しかも、模擬セラピーの場では、クライアント役の学生が実際に持っている
問題についてワークする事になっているので、とても緊迫したクラスになります。

たとえば、以前にとった「家族セラピー」の中では、メインのクライアントになる学生は、何人かの学生に自分の家族を演じて
もらって、実際の家族問題を模擬セラピーの場に持ち込みます。
メインのクライアントと、クライアントの家族役になった学生達は、何度かミーティングを行い、家族間の問題及び、それぞれの
家族メンバーの性格、行動パターン等について話し合うと共に、実際に自分が演じる家族本人に電話したり、実際に会ったりして、
役作りをします。
みんな、かなりの時間を使って準備をするので、模擬セラピーの場は、とてもインパクトのあるセッションになります。

僕がメインのクライアントになった時は、家族を演じてもらうクラスメートを探すのにこまりました。
なんたって、みんなアメリカ人ですからね。どう考えたって、「日本の家族」っぽくならないと思っていたのです。

ところが、彼等は、何度もミーティングを重ね、英語のできる僕の弟に電話インタビューをしたりしているうちに、しっかり僕の
家族メンバーの性格、行動パターンを把握して、本番の模擬セラピーの時、僕は、本当に自分の家族がセッションを受けている
様な気にさせられました。
この模擬家族セラピーは、自分の家族について理解を深めるという意味で、とても良かった様に思います。



(向後善之)

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