(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
このアダルトスクールでのできごとを、だいぶ後になってから、CIISのクラスメートのマイクにした事があります。
この話をした後、僕が「インストラクターのエミリーは、ちょっとArrogant(傲慢な)だと思う。」と言うと、マイクは、
「エミリーは、必ずしもArrogantでは無い。」と言います。
彼によれば、エミリーの態度はSelf-assertive(自己主張)の範囲で、「中国人学生は、反論があれば手を上げて発言すれば
良い。」という事でした。そして、もしエミリーが、「中国人学生の発言を無視する」あるいは、「中国はチベットに領土を
返すべきであるというエミリーの主張を、中国人学生に強要する」ような事になったら初めてArrogantと言えるのだそうです。
日本ではSelf-assertivenessは、疎んじられる事が多いのですが、アメリカでは奨励されています。
また、ArrogantとSelf-assertiveの境界も、日本とアメリカで違うような気がします。日本人の基準では、エミリーの態度は、
かなりArrogantに写るのではないのでしょうか。
アメリカは、自己主張の国です。テレビを見ても、トークショーやテレビ法廷(テレビの番組の中で、裁判を行い判決を下し
ます。)の中で、出演者達は「こんな事まで?」と思えるような事件で議論するのです。
「ジャッジ、ミルズ・レーン」というテレビ法廷の番組では、「400ドル(4万円)を貸した、貸さない」というケースを
やっていました。
日本人だったら、「4万円のためにテレビに出て、公衆の前で激しくやりあう」なんて事は、考えられないと思います。
自己主張は、問題をはっきりさせ、自分の立場を守るためにとても有効です。しかし、アメリカのように一事が万事自己主張
では、日本人の僕としては疲れるし、アメリカ人の中にも疲れている人達がいっぱいいると思います。
日本でも最近「モンスターペアレンツ」と呼ばれる人たちが話題になってきていますが、どうもアメリカ式自己主張が、妙な
形で輸入されてきたのかもしれません。
