カウンセリング ハートコンシェルジュ
利用規約
サイトマップ

Heart Concierge Counseling



Arrogant(傲慢)?それともSelf-assertive(自己主張)?(2)

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

さて、次の週の月曜日、アダルトスクールのクラスでは映画「Seven Days in Tibet」をテーマとした討論を行う事になりました。

当然の様にクラスの中では、「チベットがかわいそうだ。」、「中国は、チベットの独立を認めるべきだ。」等の意見が相次ぎ
ました。また、インストラクターのエイミーも、確かに「チベットびいき」でした。「中国には、チベットを侵略する権利は無く、
今すぐにチベットから取り上げた領土を返し、独立を認めるべきだ。」と言います。

エイミーの主張はわかるのですが、僕を含めた日本人学生3人は、クラスの間中、なんとなく居心地の悪さを感じていました。
このクラスの日本人クラスメートは皆積極的で、普段の授業ではかなりめだった存在でした。また、CIISではションボリして
いた僕も、アダルト・スクールは何だかとても快適で、毎回の様に発言していました。

ところが、この日の授業では、3人共黙ってしまったのです。クラスの中に2人の中国人の学生がいたからです。
しかも、彼女達(2人共女性でした)は、どちらかというと内気な感じで普段からおとなしい人たちで、この日の授業中は、
いつにも増しておとなしく、まったく何も発言しなかったのです。

沈黙を守る日本人学生と中国人学生を尻目に、インストラクターのエミリーと他の学生のボルテージは上がり、活発な議論が
かわされました。こんな訳ですから、この日のクラスは、ディスカッションの授業としては一応大成功だったのでしょう。

しかし僕には、中国人学生のいるクラスで「チベット問題」を扱う事は、デリカシーが足りない様に思われました。
事実、中国人学生の2人は、なんとなく元気が無かったのです。また、僕だけではなく、他の日本人学生達も居心地の悪さを
感じたそうです。



(向後善之)

【心理学コラム<<カウンセラーの留学日記>>TOPに戻る】