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アダルト・スクール(3)

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

「アダルトスクール」の学生の出身国はじつにさまざまで、それも、内戦状態にある国とか、長年の体制が崩壊または、大きく
変わろうとしている国(ロシア、中国、ベトナム等)の出身者が多く、おそらく、こういった国々からの移民をアメリカが積極
的に受け入れているのではないかと思います。

先進諸国の中で、アメリカだけが大幅に人口が増えているのですが、この積極的な移民受け入れが、その原因だと思います。
こういった所にアメリカの懐の深さを感じ、また、感心もしました。

しかし、「アダルトスクール」が市民の税金でなりたっている関係上、市民の中には、反発を感じている人達もいるようです。

ある日、こんな事件がありました。

授業が終わって、学校の前で何人かの学生としゃべっていると、ひとりのアメリカ人がやってきて、突然、早口でなにかわめき
だしたのです。
良く聞いてみると、「お前等は楽しそうにやっているけれど、この学校は、市民の税金で運営されている事を忘れるな!移民が
たくさん来るから、アメリカ人の職探しが難しくなっているんだぞ!」との事でした。
この人は、ただの通行人なのですが、いきなりこんな事をまくしたてたのです。僕らは、ちょっと暗い気持ちになりました。

アメリカにはさまざまな人達がいて、それぞれが自己主張をしてなりたっている国です。ですから、移民に対する反感を持って
いる人達もいるし、人種差別的な考え方をする人たちもいますが、人種や文化の多様性を尊重する姿勢の人たちもたくさんいて、
それぞれが、自分の考えを主張し合っています。反論が許される世界というわけです・・少なくとも公の場では。



(向後善之)

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