カウンセリング ハートコンシェルジュ
利用規約
サイトマップ

Heart Concierge Counseling



芸は身を助ける(2)

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

僕は、最初の年にリサーチのクラスである "Integral Inquiry"という科目を履修したのですが、これが、代々ICP(統合
カウンセリング専攻)の学生達に伝わる、「決して最初の年には履修してはいけない。」と言う、「魔の科目」でした。

確かに、試験が2回、レポート提出が3回、おまけにファイナルペーパーは最低20ページと言うキョーレツなものでした。
僕は、そんな情報をまったく知らなかったし、とりたかった科目が定員オーバーでとれなかったものですから、ろくに
確かめずに履修してしまったのです。ICPの上級生からは、 "You are brave. (勇気あるなー。) "と言われたものです。

このクラスはリサーチのクラスで、リサーチプランの立て方、客観的なデータの収集法、そのデータの処理、リサーチ
ペーパーのまとめ方等で構成されています。科目の内容上どうも学生に人気のないクラスなのであります。
しかし、心理学をやる人たちにとって、扱っている対象が「心」という目に見えないものですから、適切なリサーチ手法を身に
着ける事は非常に重要なのです。
このクラスのデータの処理の授業の中では、当然のごとく「統計論」をやります。「統計論」といっても非常に基礎的なものです。

ところが、この基礎的なレベルの統計に、何人かの学生が「???」なのです。もっとも、大学で心理学を学んだ人たちは、
基礎的な統計学を知っていたのですが、他の学部の出身者達の多くは、統計学をほとんど勉強してきていないのです。
彼らは、心理学そのものに関しては(たとえ、他の学部出身であろうとも)かなりの論客で、いつも彼らのするどい意見を聞いて
いた僕にとっては、統計の基礎で悩む彼らは、なんだかユーモラスでありました。



(向後善之)

【心理学コラム<<カウンセラーの留学日記>>TOPに戻る】