(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
今回は、留学日記番外編として、僕の出身校 CIIS(California Institute of Integral Studies)について、ご紹介したいと
思います。
CIISは、サンフランシスコ市内にある、心理学と哲学に特化した大学院です。1968年にスタンフォード大学でインド哲学を
教えていた、 H. チョードリー博士によって、大学院大学として設立されました。
Integral(統合)の名が示すとおり、偏見を持たず、心理学、哲学の中のさまざまな考え方を統合していく事をめざしています。
カウンセリング心理学(School of Professional Psychology) の各学部では、4つの心理学派(精神分析学、行動心理学、
人間性心理学、トランスパーソナル心理学)をすべて学ぶことができるという点と、心理・哲学 (School of Consciousness &
Transformation)のEast West Psychology においては、西洋心理学・哲学と東洋思想の統合をめざしているというところが、
大きな特徴でしょう。
学校の雰囲気は、とても自由です。いろいろな学科の単位を履修することができますし、小さい学校なだけあって、教授たちは、
非常に近く感じられ、また、どんなに有名でえらい先生たちもとてもフレンドリーです。
東洋哲学のクラスもあることもあり、学校の中には、瞑想室などというものもあります。
これは、アメリカの大学院では、めずらしくないことなのかもしれませんが、学生の年齢層は、学部を卒業したばかりの20代
前半から、会社をリタイアした60代までと幅広く、最も多い年齢層は30歳前後です。
学生の学部時代の専門はさまざまで、僕が在籍していた ICP(Integral Counseling Psychology;統合カウンセリング専攻)
では、心理学を専攻していた学生は、半分程度だったと思います。
ICPは、30人程度の学生数でしたが、僕と同じ工学専攻は、他に2人いました。理系出身まで含めると、もっと多い数字に
なります。
出身地域は、一番多いのはカリフォルニアでしたが、マジョリティーというわけではなく、ニューヨークやミシガンからの学生も
少なくありませんでした。学生たちは、陽気で楽しい連中が多く、常に笑いがありました。とは言っても、みなさんよく勉強して
いましたね。
多様性を重んじるという姿勢が強くあり、学生が、自分の発想やアイデアを、自由に発言できるような雰囲気が、学校の中に
ありました。
以下は、CIIS の大学院のコースです。
1.School of Professional Psychology
カウンセリング心理学を主体としたSchool 。以下の学部があります。ほとんどの卒業生は、インターン研修後セラピストとして
活躍しています。
*Drama Therapy
*Expressive Arts Therapy ;芸術療法
*Integral Counseling Psychology ;統合的カウンセリング
*Somatics ;ボディーアプローチ
*Community Mental Health
2.School of Consciousness & Transformation
心理学、哲学、文化人類学を主体とした School。以下の学部があります。
*East-West Psychology
*Transformative Leadership
*Integrative Health Studies
*Cultural Anthropology and Social Transformation
*Philosophy & Religion
*Social and Cultural Anthropology
*Transformative Studies
