(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
1999年の夏休みは、ひさしぶりにのんびりできました。9月からプラクティカムが決まり、授業もほとんど履修
し終わり、とりあえず、「もう、卒業は見えた。」状態になったのです。
本当は、これからひと波瀾もふた波瀾もあるのですが・・。
一応、予定では、9月から1年間プラクティカムをやれば卒業なので、もうあせる必要は無く、夏のセメスターは、
なにも履修せずに、「プラクティカムに備えて、英会話力を鍛えよう」等と思ったのですが、テレビを録画して何度か
見るくらいで、あまり英会話力のアップにはつながりませんでした。
そのかわり、友人達とキャンプに行ったりして、つかの間の休日を楽しみました。
ちなみに、キャンプは、サンフランシスコから3時間程北にあるウェルリッツという所へ、「サークル友達」のメンバーと
行って来ました。夜は満天の星空で、10分に1回くらいの割合で流れ星が見えて、朝起きるとテントのすぐ近くに野生の
鹿の親子がいたりする所で、とてもリフレッシュになりました。
また、キャンプ場の中には、大きな池があり、そこで、カヌーやヨットに乗る事ができました。
ちょっと驚いたのは、キャンプ場にライフルの射撃場がある事で、だれでも射撃を経験する事ができます。
ライフルといっても小口径のものなのですが、インストラクションを受けた後、実際に撃ってみると、けっこうな緊張感が
あります。始めての経験なのでとても楽しんだのですが、平和なキャンプ場にライフル射撃場があるっていうのは、
銃の国アメリカを象徴している様な気がして、「身近に銃がある世の中」をちょっと実感しました。
夏休みは、キャンプ以外にも、多くの友人達とパーティーをしたり、好きな(心理学以外の)本を読んだり、日本から
送られてきたビデオを見たりと楽しい時を過ごしました。
しかし、楽しい時は、あっという間にすぎてしまい、9月からは、いよいよHエージェンシーで、プラクテイカムが始まり
ました。Hエージェンシーは、家から歩いて15分くらいの所にあり、通うのにとても便利でした。
Hエージェンシーのあるあたりは、「第2中華街」と呼ばれているエリアで、アジア系の人達がたくさん住んでいます。
ですから、Hエージェンシーには、多くのアジア系クライアントとアジア系セラピストがいるだろうと思っていたのですが、
実際にプラクティカム先に行って見ると、アジア系クライアントの割合は3%程度で、アジア系のセラピストは、僕だけ
でした。
アジア系のクライアントが少ないのは、「アルコールや薬物に関する問題」で、セラピーに行くアジア人が少ない事と、
サンフランシスコ市内には、「Asian American Recovery Services」というアジア系の大手のカウンセリングセンターが
あるためらしいです。
アジア系のクライアントが少ないというのは、僕を不安にさせました。
これまで、学校の中で、アメリカ人と日本人(アジア人)との違いをいやという程見せつけられていたので、はたして
アメリカ人の中で、僕のセラピースタイルが通用するのかどうか心配でした。
