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やっぱり日本(3)

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

日本にいる時、僕は、協調性とか「同じ釜の飯を食った」とかいった意識に欠ける自分の事を「日本人的ではない」と思って
いて、「日本の社会は、堅苦しくてやってられない。アメリカ特に、西海岸こそ、自分の場所だ」、「前世は、アメリカ人
だったに違いない」等と思っていました。

しかし、これは、とんでもない思い違い(あるいは、思いあがり)でした。

確かに日本の社会は硬直していて、協調性の名のもとに個性や独創性はつぶされ、妙に権威主義で、社会的地位とか学歴と
自分を同一化しすぎている人が多い等々問題がある事も事実ですが、だからといって、自分にとって、アメリカの社会が必ず
しも快適という訳では無いという事が分かりました。

アメリカの行きすぎた個人主義は、時に憂鬱で、たまには、ボケーっと安心する空間がほしいと思ったものです。
湿気が多くて、夏は、メチェメチャ蒸し暑くても、道路が狭くても、人が多すぎて渋谷のスクランブル交差点を信号が赤になる
前に渡りきるのは至難の技でも、やはり、日本の方が、日本人の中にいる方が、僕は安心します。

よく、アメリカに永住するのか、結局日本に帰るのかは、滞在3年目くらいではっきりすると言います。
3年たって、「アメリカこそ、オレの国だ!」と感じるのか、「やっぱり、僕は、日本人だねえー」と感じるのかが、永住か
帰国かの分かれ目なのだそうです。僕は、どうやら、後者の様です。

僕は、自分が「バリバリ日本人じゃん」ていう事を、サンフランシスコに来てはっきり認識した様に思います。
そういう僕にとって、「サークル友達」は、オアシスでした。そして、僕は、キツイ時に、そのオアシスにかなり救われて
きた様に思います。
この経験は、僕の中の「日本人としてのアイデンティティ」の発見にもなりましたし、また、「日本再評価」につながって
いきました。



(向後善之)

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