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やっぱり日本(1)

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

1998年の年末から1999年の5月頃まで、僕の精神状態は最悪でした。

この最悪の状態を支えてくれたのは、スーザン、サマンサ、チンリンといった台湾勢や、ケビン、マーサ、ダナ等の
クラスメート達の励ましでした。台湾勢とは、同じアジア系の留学生と言う事もあって、悩みが共通している事から、
彼等と話しているだけで、安心することができました。

アメリカ人学生のケビン、マーサ、ダナとは、一緒にプレゼンテーションの準備をしたりしている間に親しくなりました。
彼等の陽気さや、楽観主義的な所や、自分に対する自信を見ていると、なんとなく、「ま、大丈夫かな?」なんて気持ちに
なったものです。

特に、ダナおばさんは愉快な人で、彼女からは、たくさん元気をもらった様な気がします。彼女は、ある大きな病院の幹部
だったのですが、退職して、50歳をだいぶ?すぎてからCIISでカウンセリング心理学の勉強を始めました。
臨床心理学の博士号をとるために猛勉強している人で、なかなかの論客でもあるのですが、見た目は、ちょっと太っている
陽気なアメリカのおばちゃんといった感じで、いつも豪快に笑い、僕をみつけると、遠くの方から手を振って「ハウ・ユー・
ドゥーイング?」って大きな声で挨拶します。

また、少し?太めの体をホンダのCRXに押し込めて、「車をとばすのが、私のストレス解消法よ」なんて言ってしまう、
ちょっと「飛んでる」おばさんでした。
彼女は、回りの人達を楽しくさせる人で、彼女と話していると、落ち込んでいた気持ちが和んだものです。

彼等の他に、とても支えになったのは、サンフランシスコにいる日本人の人達です。
僕は月に一回「サークル友達」という日本人の集まりに参加していたのですが、そこでは、思う存分日本語をしゃべる事が
できて、ほっとしました。この「ほっとする空間」が、とても大事だった様な気がします。

「サークル友達」は、サンフランシスコ在住のGさん夫妻が、貧乏学生に月1回無料でカレーライスをサーブしたのが
始まりで、学生に限らず、毎回10人から20人くらいの参加者がいました。



(向後善之)

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