(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
カウンセリングの講義や、企業研修などで、必ずと言ってよいほど、「相手に共感しましょう」という内容があるのですが、
参加者の方の中には、「じゃあ、具体的にどうすれば、共感できるの?」と感じている方も少なくないと思います。
確かにそうですよね・・。どうしたらよいかわからないですよね。
そこで、だれにでもできて、簡単な「共感するための裏ワザ」をお伝えしましょう。今回は、その第1弾です。
カウンセラーはクライアントさんとお話しているとき、相手の呼吸に自分の呼吸をあわせるということをよくやります。
これは、ペーシングと呼ばれる方法です。相手と同じ呼吸をしていると、だんだん同じような気持ちになってきて、相手の
気持ちがすっと自分の中に入ってくるような感覚になります。
呼吸をまねすると言っても、そんなに難しいことではなく、相手の呼吸が速いか遅いか、深いか浅いか程度を観察して自分も
真似してみればよいのです。呼吸の状態がよくわからなければ、肩のあたりの動きを見てみるとよいでしょう。
なれるとそんなことをしなくても、その人と一緒にいるという気持ちになるだけで、同じような呼吸ができます。
僕はカウンセラーの研修などで、よくペーシングのエクササイズを取り入れるのですが、その際は、お互い向かい合いながら、
2分間なにも話さずに、クカウンセラー役の人が、ただただ、クライアント役の人の呼吸に自分の呼吸を合わせてみて、自分の
中に起こった感情や身体的な反応、イメージなどを観察します。
2分たった後、お互いにその間に自分の中に起こったことを話し合うのですが、驚くほどお互いの感覚が一致します。
時間のあるときには、ペーシングをしたあと、だまって自由に絵を描いてもらうのですが、構図や色彩が、カウンセラー役と
クライアント役で、ほとんど同じなんてことも少なくありません。ちょっとテレパシーみたいですね。
