(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
仏教の修行の中に、9日間眠らないというものがあるとのことなのですが、そうすると、修行僧に必ず起こるのが、幻覚です。
最近TVで見たのですが、海外でも不眠の実験をした人がいて、やはり数日眠らないと幻覚が起きたようです。
もっとも、その実験が、学問的に検証に耐えうるものかはわかりませんが・・。
おそらく、人間には、元々幻覚を持つ能力があるのでしょうね。別な言い方をすれば、誰もが幻覚を経験する可能性があると
いうことで、いわゆる精神病患者の人だけが経験するわけではないようです。
例えば、全ての人が夢を見るわけです。夢の世界と言うのは、まったくの幻覚と妄想の世界です。
夢の中では、殺人者に狙われるかもしれないし、空を飛ぶかもしれないし、なんでもありの世界です。
人は寝ている間に夢を見るわけですが、夢を見ると言うのは、何らかの必要があるのでしょう。
夢は、現実での体験を、体験そのものではなく、心の深層で起こっていたことを、深い心理レベルのままで象徴的に理解し、
解釈しているプロセスなのではないかと思います。
だから、修行僧が9日間も眠らない修業をすると、深層レベルでの解釈のプロセスが行われず、夢が現実に染み出てきて
幻覚体験となるのではないかと思います。
これは僕の仮説ですが、なにも9日間眠らないという荒行をしなくても、人は、現実の体験を十分に深層レベルで解釈できな
ければ、幻覚と言う形で、覚醒時にも表れてくるのではないかと思います。
また、さらには、意識を持ちながら幻覚を解釈することができれば、深い洞察が生まれるのではないかとさえ思います。
