統合失調症?
(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
統合失調症の主な症状は、幻覚と妄想です。
幻覚は、対象が実際にはないのに実在すると知覚することで、音が聞こえる幻聴、物が見える幻視、匂いがする幻臭などが
あります。幻覚は、例えば、ロープをヘビと勘違いする錯覚とは異なり、実際にしっかりと見えたり聞こえたりする現象です。
妄想は、実際にはあり得ない不合理な内容を確信することで、例えば「CIAからつけ狙われている」、「私はビル・ゲイツに
WINDOWSのアイデアを教えた」など、現実とは異なることを信じ、他人から指摘されても、その確信は変わりません。
ただ、幻覚や妄想があるからといって、イコール統合失調症ではありません。
実は、幻覚・妄想は、統合失調症の専売特許ではありません。例えば、うつや躁の激しい場合にも起こりえます。
その場合は、うつや躁が治れば、幻覚も妄想も消えていきます。
また、統合失調症は、幻覚や妄想などの症状が6ヶ月以上持続する場合に診断されます。統合失調症とほぼ同じ症状があっても、
6ヶ月未満でおさまるものには、短期精神病性障害(症状の持続1ヶ月未満)や、統合失調症様障害(症状の持続6ヶ月未満)が
あり、これらの病気は、症状が治まると、完全に病気の前の状態にもどります。
幻覚・妄想イコール統合失調症ではありません。幻覚・妄想があり、躁やうつなどの気分障害がない場合、まずは、特定不能の
精神病性障害と診断し、6ヶ月の症状の継続を確認した後、はじめて、統合失調症と診断するのが適切だと思います。
