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カウンセラーの心のクセ

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

カウンセラーに前回お伝えした純粋性がないと、さまざまな不都合が生じます。

カウンセラーが、自分の心の中のプロセスに気づいていないわけですから、クライアントさんがカウンセラーに依存
するようにしむけたり、カウンセラーがクライアントさんに対する自分の優位性を保とうとしたり、カウンセラーが自分の
主義主張をクライアントさんに押し付けようとしたりといったことが、無意識のうちに起こりえます。

カウンセラーは、普段から自分の心のクセに注意をはらっている必要があります。

例えば、「どうも、ほめられると調子にのりすぎる」、「他人を自分の思う通りにコントロールしたいという願望が出ることが
ある」、「勝ち負けにこだわる」などなど、探せばたくさんあるはずです。そうしたクセを冷静に見つめる目が必要です。

カウンセリングにおけるトラブルの多くは、カウンセラーに純粋性が欠けている場合に起こります。
カウンセラーが自分の経験ばかりを話してクライアントさんの話す時間が少なくなったなどというようなケースでは、
カウンセラーが自分の自己顕示欲を満たす方向でセッションを進めてしまった、あるいは、クライアントさんがあまり
しゃべらないので不安になり、不安を打ち消すためにしゃべり続けてしまったなどということが考えられます。

カウンセリングは、あくまでクライアントさん中心で考えなければなりません。
そうした姿勢が保てなければ、共感は生じません。



(向後善之)

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