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不安が不安を呼び・・

(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)

前回お話ししたように、僕は、ADHDの傾向が多分にあったと思われます。先生たちも大変だったでしょうね。

しかし、僕の記憶では、相変わらず注意力散漫だったものの、小学校4年生ぐらいになると、50分の授業にはなんとか
耐えられるようになり、小学校6年生ぐらいになると、だいぶまっとうな子供(自己評価では)になったように思います。

まっとうとは言え、時には、当時はやっていたベーゴマに夢中になり、授業が始まったのに気付かなかったなんてことは
ありましたが・・。中学時代を経て、高校生ともなると、ごく普通になった(同じく、自己評価による)と思います。

僕の子供のころは、ADHDなんて言葉はありませんでしたし、ふりかえってみれば、小学校〜中学校まで、僕は、普通に
扱われたように思います。騒いだら先生に叱られましたが・・。少なくとも特別扱いのようなものは受けませんでした。

しかし、今の時代、僕みたいな生徒がいたらどうなるんだろうと思います。

おそらく僕は、ADHDと疑われ、専門医に診察を受け、リタリンを処方され、親は専門医からADHDの説明を受け・・・
などということになっていたかもしれません。
担任の先生は、発達障害の勉強会に出て、ADHDの子供にどうやって対応したらよいかを学び、親との面談では、「ADHDと
共に生きていく」というテーマが重々しく話し合われるかもしれません。

親は、僕の将来を不安に思うかもしれませんし、また、僕とどのように対応したらよいか、常に自分の言動に注意を払うように
なるかもしれません。
その不安と緊張は、当然僕に伝わり、僕自身の中では、不安は恐怖に、緊張はパニックにまで高まり、僕の行動はますます
不安定なものになってしまう可能性もあり得ます。

そうならないためには、親御さんが不安にならないように、ていねいな説明と十分なアフターケアが必要だと思います。



(向後善之)

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