(本稿は、カウンセラー'sブログより抜粋したものです)
日本では、「ディベート型ディスカッション」はしばしば見かけますが、あまり「ブレスト型ディスカッション」は、見かけ
ないように思います。実際企業研修などで、ブレストのエクササイズをやってもらうと、とまどう方が少なくありません。
そこで、今回は、ブレストの中でのコメントの仕方について、ほんのさわりだけ説明したいと思います。
最近、値上げが著しい石油製品について、ブレストしたとしましょう。テーマは、「石油製品の売り上げ増加」とします。
次の中で、ブレーンストーミングに適したコメントはどれか、考えてみてください。
A、ガソリンが一番儲かるのだから、ガソリンに絞って考えよう。
B、ガソリンは儲け頭という考えはいつまで続くかわからない。もっと別の製品の売り上げ増をめざすべきだ。
C、灯油の販売みたいにガソリンも給油車がお客様のいるところに売り歩いたら?
D、使い古しの食用油からガソリンや灯油を作る触媒を開発したら?
E、反原発キャンペーンを盛り上げよう。
F、もっと現実的な議論をしよう。
答えは;
適したコメントは、C、D、Eになります。
A,B,Fがだめな理由は:
Aは:石油製品全体の話をしているのに、「ガソリンに絞ろう」と、議論の方向性を狭めてしまっています。ディベートにおいて
は、これもありなのですが、「ブレスト」としては、よろしくありません。議論の方向性を狭めてしまうと、斬新なアイデアが
出にくくなります。
B、Fは:言っていることは正当ですが、ブレストには、「・・すべき」といった議論は、そぐわないと言えます。
「・・べき」もやはり、議論の方向性を狭めてしまいます。それより、「・・したい」とか、「・・してみては?」といった
発想が必要になります。
